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更新日:2020.12.01

資格取得補助制度で社会福祉士を取得
一人ひとりに真正面から向き合う支援者へ

スタッフインタビュー:達見宜弘

#神奈川 #30代 #スタッフ #資格取得補助制度

祖母の他界をきっかけに福祉業界へ

――はじめに、入社当時の志望動機を教えてください。

2016年の春、転職を考えていた頃に祖母が亡くなりました。
その時、「もっと祖母にできることがあったのではないか」と思うと同時に、「人の役に立てる仕事がしたい」と思い、福祉の仕事に興味を持ちました。

福祉業界は未経験だったため不安がありましたが、看護師である妻に相談したところ、「挑戦してみたら?」と背中を押してくれました。

そんな時にちょうどSSSの求人を見つけ、『生活困窮者の自立支援』や『生活保護』と馴染みのない言葉が載っていて、「どんな仕事なんだろう?」という興味から「やってみたい!」という気持ちに変わり、入社を決意しました。

一緒に問題を解決し、自立を支援

――ご家族からの後押しが転機になったのですね。続いて、現在の仕事内容を教えてください。

現在、支援員として施設に入所された利用者の方の自立支援に携わっております。
利用者の方の中には、「これまで相談できる人がいなくて不安だった」と一人で悩みを抱え込み、孤立してきた方もいらっしゃいます。このため、入所後に定期的に面談をおこない、利用者の方が今抱えている問題・課題は何かを把握し、一緒に問題を解決していけるように支援をおこなっています。

例えば、住所不定で身分証明書が無いため役所に同行する、債務があり弁護士に相談する、病気を抱えているが通院していないため医療機関と連携する等、その方の状況に応じた自立支援をおこなっています。

知識の不足から資格取得補助制度を活用

――入社後、資格取得補助制度を活用し、社会福祉士を取得されましたね。
資格を取ろうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

入社1年目、緑内障のため視野が狭まり失明された64歳の方と出会いました。
他の施設職員に「どのように支援をしたら良い?」と相談された際、当時の私は、まともな提案をすることができず、十分な支援を提供できませんでした。

その利用者の方が65歳になり、役所との連携によって養護老人ホームに入所が決まったため、入所前の健康診断に同行しました。そこではじめて糖尿病だということがわかりました。

その時は何もできませんでしたが、今振り返ると、「糖尿病網膜症の合併症かもしれない」、「特定16疾病に当てはまり介護サービスが利用できるかも」、「身体障害者手帳を取得して、障害福祉サービスを利用する」等、様々な提案ができたと思います。

こうした経験から、専門的な知識を身につけ制度を勉強する必要があると考え、社会福祉士の資格取得を目指そうと決意しました。

家族の協力で社会福祉士に合格

――仕事をしながらの通信課程や受験勉強は大変だったと思うのですが、どのように乗り越えたのでしょう?

仕事・家庭・勉強の3つのバランスを保つことは正直、難しかったです。
2018年4月に通信の学校に入学し、自宅での課題に追われ、2019年の夏頃には他法人で実習・課題をおこない、本格的に試験勉強を始めたのは2019年の10月頃でした。暗記用のCDを繰り返し聞く、ネット配信の授業を見る等、勉強方法も模索しました。

結局、参考書3冊・過去問1冊を購入して、11月頃からは、仕事のある日は3~4時間、休日は約7時間、勉強しました。勉強時間の確保ができたのは、妻の全面的な協力があったからだと感謝しています。

自立支援を通じた笑顔がやりがい

――無事に社会福祉士の資格を取得した今、あらためて感じる「やりがい」や「働きがい」は何ですか?

やはり、自立支援をおこない、利用者の方の問題解決や自立した際の笑顔を見ることですね。
昨年、期せずして糖尿病性網膜症のため、視野・視力がゼロに近いという方を再び支援する機会が訪れました。

その方は、60代で「いつかアパートで1人暮らしをしたい」という目標・夢があり、関係機関と調整した結果、「ヘルパーに入ってもらえれば単身生活が可能」と判断されました。
その後、一緒にアパート探しや通院先の紹介状の手配、転居先の介護障害課との連絡調整、社会福祉協議会への相談等をおこない、無事にアパート転宅することができました。

アパート転宅して数週間後にご本人から電話が入り、「ヘルパーさんが手伝ってくれて、生活することができている。本当にありがとう」というお言葉をいただきました。この時、とてもやりがいを感じました。

「その方が辿ってきた人生を否定しない」

――それでは最後に今後の課題や目標について教えてください。

最近、入所依頼で、精神疾患のある方、精神疾患の疑いがあるが未治療、というケースが増えてきています。私が支援することで、良くも悪くも対象者の人生を大きく左右することがあるため、支援者側が障害特性をしっかりと理解したうえで向き合うことが必要だと思います。
そのためにも、精神保健福祉士の取得にむけて勉強しているところです。

また、支援対象者の中には「障害のある方、過去に犯罪をした方、路上生活者、DV被害者」等、様々な要因があって生活困窮に陥った方がいらっしゃいます。

私は「その方が辿ってきた人生を否定しない」ことを大切にしています。

これからも一人ひとりに真正面から向き合い、「SSSに入所して、支援に携わってくれて良かった」と言っていただけるような支援者になりたいです。

文(聞き手):竹浦史展
取材日:2020.3.24

達見 宜弘(たつみ よしひろ)

1984年3月生まれ/2016年7月入社
特定非営利活動法人エス・エス・エス(NPO SSS)
神奈川支部 支援員
(※2020年10月より、「日常生活支援住居施設」生活支援提供責任者として活躍中)
趣味は音楽鑑賞・食べ歩き。

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