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更新日:2021.04.08

子育て世代も活躍!
新制度「日常生活支援住居施設」がスタート

スタッフインタビュー:臼井純子

#東京 #40代 #スタッフ #日常生活支援住居施設

子育てと仕事の両立がしやすい環境

――はじめに、入社当時の志望動機を教えてください。

私が最初に入社をしたのは2011年でした。
長女が保育園に入園したころ、前職での残業が多くなり、たびたび実家の母親に応援を頼んでいたため、資格(社会福祉士・精神保健福祉士)を生かした転職を決意し、SSSに入社しました。

SSSでは、子どもの保育園行事や体調不良などによる遅刻・早退・有休取得などにも柔軟に対応していただける環境であったため、子育てと仕事の両立もストレスなく生活することができました。
当時は期間の定めのある契約社員だったため、一度退職し、その後、次女を出産。
子育てしながらも楽しくお仕事ができる環境と感じていたので、再度、門戸を叩きました(笑)

新制度「日常生活支援住居施設」のスタッフとして働く

――出産や育児が転機になったのですね。続いて、仕事の内容を教えてください。

現在の仕事は、生活保護を受ける方への新制度「日常生活支援住居施設(以下、日住)」における生活支援です。この新制度は2020年10月より、「単独で居住が困難な方へ必要な日常生活上の支援を提供する」として創設されました。

すごくかみ砕いていうと、日住は「地域で居宅生活を送ることがむずかしい方(生活困窮者・生活保護受給者)」を支援する場所。私はここで生活支援提供責任者として、入所されている方のお話しを聞きながら、ご本人の意向に沿った形で個別支援計画を立て、生活支援をしています。

※支援内容の定義(厚生労働省資料より)
日常生活支援住居施設で行われる支援は、「生活課題に関する相談に応じ、必要に応じて食事の提供などの日常生活上の便宜を供与するとともに、入所者がその能力等に応じて自立した日常生活及び社会生活を営むことができるよう、個別支援計画に基づき、家事等に関する支援、服薬等の健康管理支援、日常生活にかかる金銭管理支援、生活課題に関する相談支援、社会との交流の促進等、関係機関との連絡調整を行うもの」とする。

大まかな1日の流れ(生活支援提供責任者の例)

――まだ新しい制度なので手探りだと思いますが、1日の仕事の流れを教えてもらえますか?

仕事内容はその時々で変わるので、決まった時間はありませんが、大まかには次のようになります。

9:00 出勤 スタッフ間の申し送り、本日の動きの確認
9:30 ①新規入所者の面談 → 個別支援計画作成
    ②医療機関への同行支援、入院手続き等のサポート、情報提供
    ③公的機関への同行支援、各種手続き等のサポート、情報提供
    ④関係機関との連絡調整や利用者へ届く郵便など書類の問い合わせ
    (例:介護保険料や税金の納付書や債務回収会社からの催告書等)
    ⑤退所後の居室の片づけ、新規入所者の居室の準備
    ⑥利用者の体調確認と近況確認をかねて声かけや雑談
    ⑦必要に応じて、各居室の衛生状況を確認し、清掃や入浴の促し
12:00~13:00  休憩・昼食
13:00 ①~⑦のいずれか   
16:30 支援記録の入力、スタッフ間の申し送り、利用者状況報告
18:00 退勤

「いまはムリ」でも「将来はできる」

――支援計画の作成のほかにもたくさんの仕事がありますね。

そうですね、先ほどの例は大まかなものなので、細かいことをあげたらキリがありません(笑)
また、これらは、あくまで個別の支援になるので、入所している方すべてに同じ内容を提供している訳ではなく、あくまでお一人おひとりの長期的な目標やそれにむけた課題によって変わってきます。

例えば、「地域での居宅生活が困難」とひと口にいっても、医療や各福祉サービス(介護や障害)につなげたり、債務整理を完了したりすることで「いまはムリ」でも「将来は(居宅生活が)できる」という方も少なくありません。

現在、私が担当して個別支援計画を立てている方は24名ですが、そのうち少なくとも半数は時間をかければ居宅生活ができると見込んでいます。

一緒に思い悩み、喜べる存在

――日住は居宅生活がむずかしい方の終の棲家とは限らず、地域生活へ送り出すこと、そのための課題解決も重要な役割ですね。
最後に臼井さんの感じているやりがいについて教えてください。

ここに来る方は、過去にいろいろあった方です。
過去を変えることはできないけれど、未来を変えることはできるのかなと思いますし、不安な気持ちで入所される方々に少しでも安心感をもってもらうことが支援の第一歩かと。

私は、かしこまった面談だけでなく、日ごろの声かけや雑談も大切にして、課題と向き合うときにはご本人と一緒に「むずかしい」「悔しい」と思い悩み、解決したときには「やったー!!」と一緒に喜べることが楽しいと感じます。

ぶじにアパートに転宅し、地域での居宅生活を開始した方が「元気にやってます」と連絡をくれることもありますし、反対に「体調が悪くて入院することになった」と心配な報告をくださる方もいます。
今後も、かかわりをもったみなさんにとって心の支えとなる存在になれたらと思います。

文(聞き手):竹浦史展
取材日:2021.3.3

臼井 純子(うすい じゅんこ)

1974年生まれ/2011年入社
特定非営利活動法人エス・エス・エス(NPO SSS)
東京支部 日常生活支援住居施設 生活支援提供責任者
モットーは、笑顔で元気に!

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