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大阪市立大学(文学部/文学研究科)のオンライン授業にてSSSの活動報告をさせていただきました

2020.12.15

大阪市立大学文学部/文学研究科の講義、「人文地理学特殊講義Ⅰ/地理学特殊研究Ⅰ」におきまして、事務局長の竹浦が12月14日にオンライン授業での講師をつとめさせていただきました。

内容は、SSSが首都圏で展開する無料低額宿泊所における相談支援の推移、個室化の進捗をはじめ、実際の事例を交えた自立支援の中身となります。

受講されたみなさんより感想レポートをいただきましたので、その一部を紹介させていただきます。

①家庭状況が悪くてきちんと教育を受けられなかったとか、不景気や伝染病といった社会状況のせいで職を失ったとか、自己責任と言って放っておくことは決してできない状況はとてもたくさんあると思います。またそのようにして社会的弱者に分類される人は、スパイラル的にどんどん弱い立場に追い込まれることがあるだろうし、そういう人々をすくい上げるための支援は必ず必要だなと思いました。

②単に住居を提供するだけではなく、個別的に多様なニーズに応えたり自立支援も行っていたり、政府の支援では手の届かないところにまでサポートをされていて、今の社会になくてはならない活動だと思った。このようなNPO活動を知ることは貧困問題について理解を深めることや、自分や社会の中にある自己責任論を問い直すきっかけになると思った。

③動画を拝見して、非常に良い雰囲気で活動されているんだなということが写っている利用者の方や職員の方の表情から非常に伝わってきました。私は関東の出身なので、エス・エス・エスさんの宿泊所に関しては聞いたことがありましたが、今回のこの機会を通してより深く知ることができました。特に驚きだったのが、相談者数の多さです。「いま困っている方」を「まず助ける」という理念で、これだけの相談数をカバーし、より良い居住環境を提供、さらには細かな自立支援にまで関わっているというのはすごいことだと思います。


※この授業は、令和2年度大阪市立大学地域志向教育研究補助事業「分極化する都心、インナーシティにおける地域実態に迫るフィールドワーク授業の推進」(代表 水内俊雄教授)の一環とのこと。

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