NPO法人エスエスエスは、歩行機能やフレイル(虚弱)を専門的に研究する 医療法人社団恵智会様と連携し、足病予防を目的としたフットチェックイベントをスタートしました。 今回のイベントでチェックしていく足病とは、足に起きるさまざまな病気のことで、 扁平足、足の変形、足の血流障害、たこ・魚の目、巻き爪、足のしびれや冷えなどをいいます。
日本ではあまり一般に知られていないかもしれませんが、糖尿病大国アメリカでは糖尿病の人は年1回のフットチェックがルール化されているなど、足病を予防・治療することで糖尿病重症化による足や指の切断を防ぐことにつながるとされています。 また、多くの人が要介護状態の手前で陥るフレイル(虚弱)についても足病をきっかけに外出や移動が困難になり、活動量が減ることが一因と分かってきました。
こうした背景をもとに「健康(歩行)寿命延伸」を目指す恵智会様の取り組みに共感し、SSSでは希望する利用者を対象にしたフットチェックイベントをスタートしました。 ※2021年10月28日、テストイベントを東京都内の社会福祉住居施設にて実施(参加者12名) 今後も一部運営施設においてフットチェックイベントを実施し、利用者サービスの一環として歩行機能の維持・向上、糖尿病重症化の予防等を図るとともに、専門的な医療研究を通じた高齢化社会への貢献をしていきたいと考えています。